2020 バンド部門の講評(YAMAHA 審査員)

YAMAHA 審査員

MUSICDAYSに参加されたバンドの皆さん、本当にお疲れ様でした!
そして、FINALまで残った皆さんは、「FINALまで残った!」ということを、是非誇りに思ってもらえればと思います。
審査員として、FINALの27組は本当に甲乙付け難いバンドばかりでした。審査を途中で投げ出したくなるくらい、順位を付けるのが馬鹿らしいと思ってしまう、素晴らしい演奏ばかりでした。今回の27組は、今の全国の高校軽音の、トップレベルの演奏だと思います。

その中で、予選を経て、様々な方のアドバイスや他のバンドの動画をしっかり「研究」し、飛躍的に表現力を上げてきたバンドがいくつかありました。
今の自分たちの楽曲や演奏を「ゴール」だと思わず、より良い演奏、より良い楽曲を、これからも目指してもらいたいです。FINALの27組の皆さんには、その力があると信じています。

今後も「研究」の気持ちを忘れず、日々成長しながら、高校生ならではの「表現」を大切にして、頑張っていただければと思います。

最後に、楽器メーカーとして。
楽器という「相棒」が、あなたの表現を支えています。その「相棒」のことを、もっと知り、それを操る自分をもっと知ってください。練習すればするほど、相棒は必ずこちらの味方になってくれます。日々練習、日々成長の精神で、楽器の練習に励んでください。

皆様、良い演奏を、ありがとうございました。